海外赴任や移住が決まり、渋谷区でどんな届出が必要なのか調べ始めたけれど、国内の引っ越しと同じ感覚でいいのか分からない。そんな相談をよく受けます。
地域情報メディア『シブヤルーペ』のエリア担当ライター、ミホです。出国が絡む手続きは取り違えが大きな手間になるので、必ず公式情報から確認するようにしています。
この記事では、国外転出届の基本、出国前後で変わる持ち物、マイナンバーカードや保険・年金・税金で確認したい点を順番に整理していきます。
国外転出届が関係する場面
まず押さえておきたいのは、国外転出届は渋谷区に住民登録がある人が海外に移住や長期間の滞在をするときに必要な届出だという点です。
短期の出張や旅行では対象になりません。生活の本拠を海外へ移すかどうかは個別の事情によるため、この記事では一律の判断はしていません。
国内転出とは扱いが異なる
見落としやすいのが、国内の引っ越しで出す転出届と、国外転出届は別の届出だという点です。渋谷区の案内でもページが分かれています。
国内転出なら転出先の自治体で転入の手続きが続きますが、国外の場合は住民票そのものが抜けるかたちになります。ここは同じ感覚で進めると迷いやすい部分です。
出国前に届出できる時期
渋谷区の案内では、国外転出届は出国前でも提出できるとされています。出国日をあらかじめ決めて届出をする形です。
先に届出をしておけば、出国日直前に慌てて窓口へ向かう必要がなくなります。ただ受付できる時期の詳細は変わる可能性があるため、来庁前に確かめておくほうが無理がありません。
窓口で持参したいもの一式
渋谷区の案内をもとに整理すると、本人確認ができるものとマイナンバーカードが基本になります。
- 本人確認書類
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運転免許証やパスポートなど、窓口で手続きする人のものを用意します。
- マイナンバーカード
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交付を受けている人は持参して国外継続利用の希望を伝えます。
渋谷区の資格確認書(国民健康保険証や後期高齢者医療証)や介護保険被保険者証を持っている場合は、これらも一緒に返却する扱いになっています。
渋谷区での提出先と手続き方法
渋谷区では、庁舎3階の住民戸籍課の窓口で国外転出届を提出できます。あらかじめ転出届をせず出国してしまった場合は、郵送でも受け付けています。
正直に言うと、わたしは駅から歩きにくい場所だと足が向きにくいタイプなので、庁舎まで行く時間が取れないなら郵送の選択肢があると分かって助かるなと思いました。
出国後に届出する場合の書類
すでに海外へ出た後に届出をする場合、異動日つまり転出日が過去の日付になります。この場合は出国日が確認できる書類が別に必要です。
パスポートの出国日スタンプがあるページや、飛行機の半券のコピーなどが該当します。手元に残しておかないと、この段階で用意に困ることになります。
マイナンバーカードの海外での扱い
先に結論を言うと、国外転出をすると原則としてマイナンバーカードは失効します。何もしなければ海外で使えなくなる仕組みです。
国外転出届出時に国外継続利用の申請をすれば海外でも使い続けられます。この手続きは転出届と同時に行う形になっています。
保険と年金で別に確認したいこと
意外と知られていないのですが、国民健康保険は住民票を抜くと資格がなくなるため、渋谷区の資格確認書は返却する扱いです。
国民年金についても、住所を国外に移す場合は加入状況の扱いが変わることがあります。個別の状況によって手続きが異なるため、年金事務所や渋谷区の窓口で改めて確認する必要があります。
住民税で見落としやすい点
よく迷うのが、国外転出届を出せば住民税もすぐに関係なくなると思ってしまうことです。住民税はその年の1月1日時点の住所地で課税されます。
1月1日をまたぐ出国かどうかを確認します。
年度途中の出国は住民税が課税される場合があります。
必要な場合は納税管理人の申告を渋谷区の窓口で行います。
年度途中の出国では、その年度の住民税がすでに課税されているケースもあります。納税に関する手続きを代わりに行う人を決める申告が必要になる場合もあるので、税務課に確認しておくと安心です。
代理人が届出するときの注意点
ここだけの話、わたし自身も以前に別件で代理人向けの書類をそろえたとき、渋谷区の案内をよく読まずに窓口で出直したことがありました。
渋谷区の案内では、本人または世帯主以外が届出をする場合、委任状と代理人の本人確認書類が必要とされています。
- 本人が作成した委任状
- 代理人の顔写真付き本人確認書類
- 任意代理人は照会書兼回答書も必要
渋谷区で同一世帯にあたる人以外が代理する場合は書類が増えます。誰が届出をするかによって、必要書類の量が変わるんですよね。

委任状は封をした状態で持っていくのが安心
最後にわたしからの一言
今日か明日にでもできる一歩は、渋谷区の公式ページから国外転出届の様式をダウンロードして、必要書類の欄に目を通しておくことです。
わたし自身は迷いそうな手続きだと決めるまでに時間がかかるので、書類を一度手元に置いておけるだけで気持ちが軽くなると感じます。
週末に少し時間があるときにでも、マイナンバーカードの取り扱いと併せて渋谷区の最新の案内を見ておいてくださいね。それだけで、出国前の準備が楽に進められたらうれしいです。













