【2026年8月26日確認】この記事は、渋谷区公式サイト、渋谷区防災ポータル、渋谷区防災アプリの案内をもとに更新しています。避難所・自主避難施設・帰宅困難者受入施設などは、災害の種類や被害状況によって開設状況が変わります。平時には防災地図やハザードマップで場所を確認し、災害時には渋谷区防災ポータル、防災アプリ、区公式サイトなどでその時点の最新情報を確認してください。
地震や大雨に備えようと思っても、防災マップ、避難先、備蓄のどこから見ればよいのか迷いやすいものです。平時に見ておくと良いのは分かっているけど、予報が出た後や発生直後に、急いで探すことになりがちです。
地域情報メディア『シブヤルーペ』のエリア担当ライター、ミホです。わたしは恵比寿駅周辺を歩くことが多いので、人の集まり方や坂道、地下への入口は、普段から少し気にして見ています。
渋谷区では災害の種類で見る地図も避難先も異なります。地域の危険箇所、在宅避難、備蓄、情報の取り方を分けて、平時に見ておきたい順番で書きます。
渋谷区で想定したい災害の違い
まず分けて見たいのは、地震、大規模火災、大雨による浸水、土砂災害です。同じ「避難」の言葉でも、危険がある場所や動くタイミングは同じではありません。災害ごとに地図を開くことが出発点になります。
渋谷区の洪水ハザードマップは、神田川流域と渋谷川流域を対象に、東京都の公表資料に基づいて作られています。想定最大規模の降雨は、1時間最大雨量153ミリメートル、24時間総雨量690ミリメートルとされています。想定区域の外でも、雨の降り方や周辺の状況で水が集まることはあります。地図は被害を約束するものではありません。
- 地震と大規模火災
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建物の被害や延焼の広がり方を見ながら、一時集合場所、避難場所、避難所を確認する。
- 大雨と浸水
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川沿い、低い道路、地下空間などで周辺の変化を早めに判断する。洪水ハザードマップや避難情報を確認する。
- 土砂災害
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がけや斜面の近くでは、土砂災害ハザードマップや気象情報、避難情報を確認する。
防災地図とハザード地図の役割
防災地図は、避難所、一時集合場所、避難場所などを探すための地図です。渋谷区の防災地図では、災害時に使われる施設の位置を確認できます。普段の道と重ねて見ると、初めて気づくこともあります。
ハザードマップは、洪水や土砂災害などで想定される影響を読む地図です。地図は災害の種類ごとに開くと覚えておくと、情報が多くても迷いにくくなります。
渋谷区防災ポータルでは、避難所・自主避難施設マップ、避難場所マップ、帰宅困難者受入施設マップ、洪水ハザードマップなどを確認できます。スマートフォンで見られるようにしておくと、外出先でも確認しやすくなります。
わたしも最初は、避難先が載った地図だけ見れば足りると思っていました。ただ、住まいの周辺と駅までの道を重ねると、見るものが増えるのですよね。
自宅周辺で先に見ておきたい場所
自宅だけでなく、最寄り駅までの道、よく使う出入口、近くの坂道や地下への入口も見ておくと安心です。夜や雨の日に通る場所は、昼間の印象だけで決めにくいところがあります。
見落としやすいのが、通勤や買い物で通る低い道路です。大雨では、地下空間や水が集まりやすい場所の周辺状況が短時間で変化することがあります。現地を見に行くより、公式発表と気象情報を優先したい場面です。
- 自宅から最寄り駅までの道
- 地下出入口と低い道路の位置
- 近くの避難先へ向かう方向
- 家族と待ち合わせる場所の候補
- 夜や大雨の日に通りにくくなる道
避難所と避難場所を混同しない
渋谷区では、避難所は家屋の倒壊や焼失などで被害を受けた区民が、一時的に生活する場所とされています。避難場所は、延焼火災などの危険から身を守るために向かう場所です。役割の違いがあります。
一時集合場所は、周囲の状況を見ながら避難場所へ向かうために集まる場所です。自主避難施設は、台風や集中豪雨などによる災害発生の危険が予測される場合に、事前の避難を希望する人を対象に一時的に開設される施設です。
施設名だけを覚えるより、何の危険から離れる場所かを地図と一緒に見ておくほうが使いやすいと感じます。
開設される施設や受け入れ状況は、災害の規模で変わります。事前に見た一覧だけで決めず、その時点の渋谷区の発表を確認する前提で考えておきます。
在宅避難を選ぶ前に見ること
自宅が安全で、建物の被害や浸水、土砂災害の危険がない場合は、自宅にとどまる選択ができることもあります。ただし在宅避難は、いつでも安全という意味ではありません。まず建物と周辺の状態を見る必要があります。
大雨のときは、浸水想定、階数、雨の強まり方、避難情報を合わせて見ます。渋谷区も、自宅が危険な状況でなければ避難の必要はない一方、危険が予想される場合は早めの避難を案内しています。
地震の後は、建物の損傷、火災の危険、ライフラインの状況、周囲の安全を確認します。家に残る場合も、余震や停電、断水に備えて、情報を取り続けることが大切です。

家に残るかは、その時の状況次第。備蓄と準備を
駅周辺と地下空間で気をつける場面
渋谷駅や恵比寿駅の周辺は、人が多く、複数の路線や地下通路が交わります。地震後や大雨の際は、いつもの近道が使いにくいこともあります。人の流れにそのまま乗る前に、案内と周囲を見たいところです。
平日の夕方、仕事帰りに寄り道をするか迷うとき、わたしは駅の出口と混み方を先に見ます。災害時も同じで、地下や人が集中する場所では、急がず公式の案内を待つほうが無理がありません。
外出先で帰宅困難になったとき
大きな地震の直後は、交通機関の状況が分からないまま移動すると、かえって混雑に巻き込まれることがあります。帰宅困難者向けの受入施設は、情報提供やトイレの開放、一時受入などを行う施設です。
これは地域住民が生活する避難所とは役割が異なります。勤務先や外出先で被災した場合は、職場の方針、交通情報、渋谷区や東京都の発表を見ながら、その場で取れる行動を考えます。
帰宅を急ぐ気持ちは自然ですが、むやみに一斉移動しないことも大切です。連絡先と待機場所の話を、家で一度しておくと、迷う時間を少し減らせるかなと思います。
備蓄は家で過ごす日を想像する
備蓄は、非常持ち出し袋だけで終わらせず、停電や断水のなかで自宅で過ごす日を思い浮かべて考えます。水、食べ物、衛生用品、常用薬などは、世帯人数や体調、住まいの設備で必要なものが違います。
夫婦二人で暮らしているわたしの家では、普段使う食品を少し多めに置き、減ったら買い足す形が続けやすいです。渋谷区公式ページでも、保存食を日常的に食べ、使った分を買い足す備蓄方法が紹介されています。特別な袋を作って満足するより、台所で使うものが回っているほうが気になりにくいものです。
渋谷区では、防災用品のあっせんも案内されています。自宅の備えを一度にそろえるのが難しい場合は、公式ページで対象品目を確認し、必要なものから少しずつ足していく方法もあります。
賞味期限と、火や水が少ない日に食べられるかを一緒に見ます。
照明、充電、トイレ、暑さ寒さに必要なものを書き出します。
一度に買い込まず、普段の買い物に少しずつ足します。
連絡手段と停電時の備えを分ける
災害時は、スマートフォンがあっても通信が混み合ったり、充電できなかったりすることがあります。家族や身近な人とは、連絡が取れない時間もある前提で、安否を知らせる手段と集合の目安を話しておくと安心です。
連絡先をスマートフォンだけに入れていると、電池切れや故障で見られないことがあります。紙に電話番号や住所を書き、財布や防災用品に入れておく方法もあります。アナログな控えが役に立つ場面です。
渋谷区は、防災ポータル、防災アプリ、防災行政無線などで情報を発信しています。渋谷区防災アプリでは、避難情報のプッシュ通知や避難所・帰宅困難者受入施設などの確認に加え、オフラインでも防災マップを確認できると案内されています。オンラインで見られない場合に備え、ラジオや周囲の公的な案内も確認先に含めておきます。
防災の最初の一歩
今日できることを一つ選ぶなら、自宅の住所を入れて洪水ハザードマップを開き、避難先の種類を書き留めることです。画面で見て終わりにせず、紙やメモに残すと、通信が不安定なときにも手元に残ります。
普段は行きやすそうな道でも、災害時や雨の日や人が多い時間は全く別な状況になることも。普段の移動に重ねて見ると、確認する場所が具体的になります。
今週末、まずは渋谷区の防災地図や防災ポータルで自宅近くの避難先を一つメモしてみてください。スマートフォンに渋谷区防災アプリを入れておくのも、平時にできる備えの一つです。全部を一度に済ませなくても、次に見る地図が決まるだけで気持ちは少し軽くなるはずです。暮らしの中で無理なく備えることが出来たらうれしいです。













