渋谷区の産前産後ヘルパー、何を頼めて誰が対象?登録事業者3社も紹介

出産前後の時期に「家事を誰かに頼めたらどれだけ楽だろう」と感じながら、渋谷区でどんな制度があるのか分からず調べている方は少なくないと思います。制度名は見かけても、いつから使えるのか、家事と育児のどこまでが対象なのか、申請は先にするのか後でするのか、迷いやすい部分が多いんですよね。

渋谷区在住のライター、ミホです。地域情報メディア『シブヤルーペ』で暮らしに関わる制度や手続きを調べることが多く、今回は登録事業者も含めて具体的に確認しました。制度を知っても「実際にどこへ連絡するのか」が分かりにくいというのが、わたし自身が感じた最初の壁でした。

この記事では、渋谷区で産前産後ヘルパーを確認するときに整理しておきたい点と、実際に利用できる登録事業者3社の情報をまとめています。

目次

渋谷区の産前産後ヘルパーとはどんな制度か

渋谷区には「産前産後家事サポーター派遣事業」という制度があります。妊娠中の方や、3歳未満のお子さんを養育している方の自宅に、区が契約した事業者のスタッフが訪問して、日常的な家事を手伝う仕組みです。

2025年10月から新しい制度として始まり、それ以前の「育児支援ヘルパー派遣事業(にこにこママ)」とは対象条件や内容が変わっています。制度名が似ていても、時期によって内容が異なることがあるので、現在の制度を渋谷区の公式サイトで確認することが前提になります。

渋谷区の産前産後ヘルパーでまず見たい対象条件

現行の制度で対象として案内されているのは、渋谷区在住で妊娠中の方、または3歳未満のお子さんを養育している方です。ただし、利用中は保護者と3歳未満のお子さんが在宅していることが必要とされています。

以前の制度では「介助者がいない」という条件が対象要件として加わっていましたが、新制度では理由を問わず利用できるよう変わっています。対象条件は制度の改正で変わることがあるので、現在の条件は渋谷区の公式ページで確認するのが確実です。

産前と産後で違いやすい利用のとらえ方

この制度は「産前産後」とひとまとめに呼ばれていますが、妊娠中と産後ではママを取り巻く状況が異なります。妊娠中は体調による家事の困難が中心で、産後は育児との両立が難しくなる時期の家事の負担が大きくなりやすいです。

制度の上限時間は子ども1人につき96時間とされています。産前から使い始めると産後に使える時間が減ることになるので、どの時期にどの程度使うかはあらかじめ考えておく余地があります。詳細は渋谷区の公式案内で確認を。

家事支援と育児支援の範囲をどう見るか

渋谷区の制度で支援されるのは、掃除・整理整頓・衣類の洗濯・買い物・料理などの日常的な家事です。育児そのものの手伝いは基本的に含まれておらず、換気扇・排水溝の洗浄など、非日常的な掃除は対象外とされています。

わたしが最初に制度を調べたとき、「育児支援」という言葉が入っているから授乳フォローも頼めるのかと思いました。でも実際には、この制度での支援は家事の代行が中心。育児の専門的なケアは、産後ケア事業など別の制度が窓口になります。

頼める内容は事業者によっても多少異なる可能性がありますので、申し込み前に対応内容を事業者に直接確認しておくと安心です。

利用回数や使える時間の上限の見方

現行の制度では、子ども1人につき96時間が上限です。1回あたりの利用時間は2時間から4時間とされています。子どもが3歳の誕生日を迎える前日まで使える期間になっています。

「1回2時間なら月に何回使えるか」と先に計算しておくと、残り時間の感覚が持ちやすくなります。多胎の場合や兄姉がいる場合など、家族の状況によって変わる可能性もあるため、詳細は渋谷区の公式案内で確認が必要です。

申請の流れと早めに動いておきたいこと

この制度を使うには、渋谷区に事前申請が必要です。申し込めばすぐ来てもらえると思いやすいのですが、申請から利用開始まで時間がかかることがあります。渋谷区への申請はLINEからも手続きできます。

STEP
渋谷区公式LINEから申請する

申請メニューから派遣登録の申請をします。必要書類の有無は渋谷区の公式案内で確認を。

STEP
決定通知書(登録番号)を受け取る

区から決定の通知が届いたら、登録番号等を手元に控えておきます。

STEP
登録事業者に訪問を依頼する

希望の日時・内容を事業者へ伝えます。空き状況によっては希望通りにならないこともあります。

体調がすぐれない時期に動かなければならないので、余裕のあるうちに申請の窓口と必要書類だけでも確認しておくと、いざというときに焦らなくて済みます。

渋谷区の登録事業者3社を見ておきたい

区への申請が完了したら、次は事業者を選んで依頼します。渋谷区には複数の登録事業者があり、対応内容・利用できる曜日・連絡方法がそれぞれ異なります。以下の3社は公式に登録を案内している事業者です。

事業者名対応内容の特徴利用料金(区制度)連絡・依頼方法
CaSy(カジー)掃除代行・料理代行。スマホ・PCから24時間365日依頼可1時間1,000円(税抜)公式サイト・アプリ(casy.co.jp)
ピナイ家事代行サービス家事全般対応。申請サポートあり、初回キャンペーンあり1時間1,000円(税抜)公式サイト(pinay.jp)
コンビスマイル株式会社旧制度から継続参画の事業者。家事・生活支援対応渋谷区の制度に準じる公式サイト(combismile.co.jp)

事業者ごとに対応できる曜日・時間帯や、スタッフの空き状況が異なります。複数の事業者に問い合わせてから決めるほうが、希望の日程に合わせやすくなります。料金や対応内容の最新情報は、各事業者の公式ページで確認してください。

民間の家事代行と混同しやすい点

民間の家事代行サービスと渋谷区の制度を混同しやすいのは、同じ事業者が両方を提供しているケースがあるからです。CaSyやピナイは、区の登録事業者として制度利用での訪問も行いながら、通常の民間サービスも提供しています。

民間サービスは区の申請手続きなしで頼めますが、自費になります。区の制度を使う場合は必ず事前申請が必要。「区のヘルパーをお願いしたい」と事業者に伝えるだけでは足りないので、区への申請手続きを先に済ませておく流れを確認しておきましょう。

よくある失敗と気をつけたいこと

「申し込めばすぐ来てもらえる」という思い込みはよく聞きます。実際には、区への申請、決定通知の受け取り、事業者への依頼、空き日程の調整という流れが必要です。体調がしんどくなってからでは動きにくい。

  • 申請が済む前に事業者へ直接連絡してしまう
  • 換気扇など非日常的な掃除も頼めると思い込む
  • 育児のサポートまで含まれると思って依頼する
  • 料金が完全に無料と思って利用開始する
  • 残り利用時間を把握せず後半に使えなくなる

迷いやすいのが「頼めることの範囲」です。日常的な家事は対象でも、換気扇や排水溝の掃除、育児の直接的なサポートは対象外とされています。何を頼めるかを事業者と最初に確認してから依頼するのが、後からのすれ違いを減らすと思います。

急に必要になってから動くと、申請から利用まで間に合わないことがあります

利用前に渋谷区の公式で確認したいこと

制度の内容は変わることがあります。料金・対象条件・利用上限・申請方法はいずれも変更の可能性があるため、この記事の内容だけを判断の根拠にしないことが大切です。

渋谷区公式サイト「こども」ページ

産前産後家事サポーター派遣事業の最新案内が掲載されています。

渋谷区子育てネウボラ

申請の窓口や相談先として案内されています。LINEや電話でも対応。

各登録事業者の案内ページ

対応可能な内容・日時・空き状況は事業者へ直接確認が必要です。

渋谷区子育てネウボラは、宇田川町にある子育て支援の総合窓口です。電話だけでなくLINEからも相談できる体制があります。

産前産後の支援を調べ始めた方へ

渋谷区の産前産後家事サポーター派遣事業は、家事の負担を軽くするための制度として2025年10月に新しくなっています。今日、渋谷区の公式サイトかネウボラの問い合わせページを一度開いて、CaSy・ピナイ・コンビスマイルなどのページをブックマークしておくだけでも、動ける準備は整います。

わたし自身、制度を調べるときにいちばん動きやすいと感じるのは「最初から全部分かろうとしない」ことです。対象に入りそうかどうか、申請の窓口はどこか、それだけ確認できれば動けます。

「使えるかどうか分からないけれど一応知っておく」という状態が、産前産後の時期を少し楽にしてくれることがあります。事業者のページを一つだけ開いて、どんな家事を頼めるか見てみるだけでいい。そこから先は、自分の状況が見えてきたときに改めて確認してみてくださいね。

実際利用している方の感想やご意見をお聞かせいただけたら嬉しいです。

情報は更新時点のものです。最新情報は公式サイトもあわせてご確認ください。

この記事を書いた人

「シブヤルーペ」編集長・ミホ

渋谷区在住のミホです。地域情報メディア『シブヤルーペ』で、暮らしに役立つ地元情報を発信しています。

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