ワイヤレスイヤホンは小さくても、中に充電池を内蔵しているものがほとんどです。見た目は普通のごみのように見えても、処分の仕方はそのほかの小さな電子機器と少し違います。
『シブヤルーペ』で渋谷区の生活情報を担当しているライターのミホです。恵比寿周辺をよく歩いていると、近くの公共施設に回収ボックスがあることに気づきます。とはいえ、何でも入れていいわけではなく、わたしも最初は充電ケースの扱いで迷いました。
この記事では、渋谷区でワイヤレスイヤホンを処分するときの分別の考え方、本体と充電ケースの違い、実際に使える回収先3か所、安全のために先に見ておきたい点を整理します。
普通のごみと違う理由はここにある
ワイヤレスイヤホンには、本体の中にリチウムイオン電池が内蔵されています。この電池は、充電して繰り返し使える便利な仕組みである一方、傷や強い圧力が加わると発火の原因になることがあります。
渋谷区の清掃事務所も公式で案内しているとおり、小型充電式電池は通常の収集に出せません。収集時や処理施設での発火事故が実際に起きているため、分別のルールがほかのごみより一段階厳しくなっています。
渋谷区で最初に確認したい分別のルール
渋谷区では、ワイヤレスイヤホンは「小型家電」として回収ボックスに入れる方法が基本です。ただし、条件があります。
- 電池が取り外せる場合
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電池を取り外してから本体を投入します。
- 電池が取り外せない場合
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変形・破損・膨張がないものに限り、そのまま投入できます。
- 電池だけを別に出す場合
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JBRCの回収協力店(家電量販店など)に持ち込みます。
この条件は渋谷区公式サイトに記載されています。判断に迷ったときは、区の清掃リサイクル課(03-5467-4073)に確認するのが確実です。
本体と充電ケースで扱いが変わる理由
意外かもしれませんが、イヤホン本体と充電ケースは、中に入っている電池のサイズも容量も違います。充電ケースは本体より大きな電池を使っていることが多く、本体と同じと考えると確認が甘くなりがちです。
充電ケースも電池内蔵の小型家電として扱います。本体と同様、回収ボックスの投入口(13センチ×28センチ)に入るサイズであれば対象です。ただし、電池の状態の確認は本体と別々に行う必要があります。
渋谷区内で使える回収先3か所の紹介
渋谷区内で実際に使える回収先を3か所まとめました。電池の状態、イヤホンの状態によって向く場所が変わります。自分の行動エリアに近い場所を先に確認しておくと、動きやすくなります。
| 場所 | 受け付けるもの | 受付時間・備考 |
|---|---|---|
| 地域交流センター恵比寿 | 条件を満たした小型家電(イヤホン本体・充電ケース) | 開館時間内のみ。渋谷区恵比寿1-19-1 |
| 本町リサイクルセンター | 条件付きで膨張・破損した小型充電式電池も持込可 | 9時~17時。渋谷区本町1-56-2/03-3372-1020 |
| ビックカメラ渋谷東口店 | 正常な小型充電式電池(電池単体の回収) | 10時~22時。渋谷区渋谷1-24-12/03-5466-1111 |
地域交流センター恵比寿は、恵比寿駅から徒歩数分の位置にあります。仕事帰りに寄りやすいかどうかで選ぶなら、わたしはここが一番動きやすいと感じています。本体・ケースをまとめて処分したいときに向いています。
本町リサイクルセンター「レインボーほんまち」は、膨張・破損して協力店に断られた電池も持ち込める窓口です。ただし渋谷区民以外は受け付けていません。事前に電話で状況を伝えると当日が楽です。
ビックカメラ渋谷東口店はJBRC協力店として、正常な小型充電式電池を店頭回収しています。電池だけを先に取り外せた場合や、イヤホン本体と電池を別々に処分したい場合の選択肢として使えます。膨張・破損した電池は店頭回収を断られることがあるので、持ち込み前に状態の確認が必要です。
回収ボックスに入れる前に見ておくこと
回収ボックスへ持っていく前に、電池の状態を必ず確認します。以下の状態がある場合は、通常の回収ボックスには入れられません。
- 電池が膨らんでいる(膨張)
- 本体やケースが変形・割れている
- 触ると異様に熱い、または焦げたにおいがする
- 液が漏れている、またはにじんでいる
これらの状態がある場合は、渋谷区清掃事務所(または宇田川分室)か、本町リサイクルセンターへの直接持ち込みが窓口になります。区の公式案内にも同様の記載があります。
壊れているものや片方だけ残ったときの扱い
音が出なくなったもの、片耳だけ残ったもの、充電できなくなったケースも、基本的には同じ手順で確認します。故障しているかどうかは、処分の判断とは別の話。電池の状態が問題ないかどうかが先です。
片方だけ残ったイヤホン本体でも、電池は内蔵されています。「もう使えないし」と気軽に不燃ごみに出してしまいがちですが、そのまま出すのは避けたほうが無難。電池の状態を見てから持ち込み先を選ぶほうが、後から困らないと感じます。
膨張や発熱があるときの持ち込み先
電池が膨らんでいたり、触れると温かかったりする場合は、絶縁処理をしてから持ち込みます。金属端子にセロハンテープを貼り、短絡を防ぐことが基本的な処置です。

膨張しているときは回収ボックスではなく清掃事務所か本町リサイクルセンターへ
本町リサイクルセンター(渋谷区本町1-56-2、03-3372-1020)は9時~17時の受付です。渋谷区清掃事務所(渋谷区恵比寿2-10-1)も同様の持ち込みを受け付けています。事前に電話で状況を伝えると、当日スムーズに動けます。
回収前にしておきたい安全対策の手順
電池に問題がない場合でも、持ち込み前に少し準備しておくと安心です。
膨張・変形・液漏れがないかを見てから次へ進みます。
金属端子にセロハンテープを貼り、短絡を防ぎます。
施設の開館時間内にしか回収ボックスは使えません。
ペアリング情報の削除が推奨されています。
公式情報の確認先とその使い方
渋谷区の分別ルールや回収先は、区のポータルサイト「渋谷区くらし>ごみ・資源>リサイクル」から確認できます。小型家電のページと、電池・充電式電池のページは別になっているので、両方に目を通すのが確実です。
電池を分離して出したい場合の最寄り協力店は、JBRCの公式サイト(jbrc.com)から郵便番号で検索できます。制度は変わることがあるので、持ち込む前に一度公式ページを確認するのが安心への近道です。
やりがちな失敗と向かないケースの話
先に結論を言うと、いちばんよくある失敗は「不燃ごみとして出してしまう」ことです。ワイヤレスイヤホンは外見が小さいため、つい普通のごみと一緒に処分しがちです。渋谷区の清掃車両や処理施設では、充電式電池の混入による発火が実際に起きています。
また、回収ボックスの投入口(13センチ×28センチ)よりケースが大きい場合は入りません。充電ケースはイヤホン本体より大きいことがあるので、投入口のサイズは先に確認したほうが手間が省けます。
処分を決めた日に動ける一歩のこと
まずイヤホン本体と充電ケースを手に取って、電池の膨張や変形がないかを確認するところから始めてみてください。それだけで持ち込み先が絞れますし、「ここなら仕事の帰りに寄れる」と気づく施設が見つかるかもしれません。
大掃除や引っ越しのタイミングで複数まとめて処分したいときも、電池の状態確認だけは一本ずつ個別に見ておくのが気持ちのうえでも安心です。実際には数分もかからないことが多い。確認してから動いたほうが、後でひとつひとつ調べ直すより早く片づくと感じています。
今日か今週末に一度、引き出しの中のイヤホンを取り出して電池の状態を見てみてください。それが整理の始まりになったらうれしいです。













